ねんきん特別便とは?ねんきん定期便とどう違う?

節目年齢の場合

 

 

「ねんきん定期便」は、2009年4月からは、全加入者に順次発送されています。記載項目は、加入期間、見込み受給年金額、加入履歴、過去のすべての厚生年金の標準報酬月額、国民年金の保険料納付状況(納付、未納、免除)です。

 

 

「ねんきん特別便」の方は、加入期間とその期間における勤務先を確認するという目的でしたが、「ねんきん定期便」は、加入者自身が過去の納付状況を確認するためのものとされています。

 

 

現役加入者に対しては、毎年、誕生月に発送します。被保険者の年齢が35歳、45歳、59歳、いわゆる「節目年齢」の際は、封書が来ます。節目年齢以外では、はがきです。

 

 

「節目年齢」では、年金加入期間(加入月数、納付済月数等)、老齢年金の見込み額(50歳未満では加入実績に応じた見込み額、50歳以上では定期便作成時の加入制度と同条件で60歳まで加入した場合の将来の年金見込み額)。実際に作成時の加入制度に影響を受けます。

 

 

2013年10月以降の物価スライド特例水準解消等では、前年の定期便より加入月数が増えているにもかかわらず、見込み額が減っているケースがあります。国民年金基金、厚生年金基金の加入実績は定期便には記載されません。厚生年金基金加入者は、老齢厚生年金の見込み額に代行部分が反映されないことになり、実際の年金見込み額より低い額が記載される可能性がある場合があります。

 

 

これまでの保険料納付額については、被保険者負担分累計ですが、事業主負担分は記載されません。他には、年金加入履歴、厚生年金保険のすべての期間の月ごと標準報酬月額・標準賞与額・保険料納付額、国民年金のすべての期間ごとの保険料納付状況、となります。