ねんきん特別便とは?ねんきん定期便とどう違う?

ねんきん特別便の概要

 

 

「ねんきん特別便」と「ねんきん定期便」。確かに名称も似ていますから、どう違うのかと言われてもあまりピンと来ないかもしれません。

 

まず「ねんきん特別便」についてですが、これは2007年12月17日から社会保険庁が、全ての年金加入者と年金受給者に向けて発送した通知書のことです。目的は公的年金の加入記録の確認です。

 

 

以前、「宙に浮いた年金記録」という問題が起こりました。年金保険料を納付した記録があるのに基礎年金番号に統合されていない件数が約5000万件もあったというのが、いわゆる「宙に浮いた年金記録」です。その対策として、持ち主として記録に結びつく可能性がある加入者や年金受給者に確認を促すという狙いです。

 

 

社会保険庁は2008年10月30日までに、全ての年金加入者、年金受給者、合計約1億800万人に発送しています。

 

 

そして、これ以降、2009年3月31日からは、全ての現役加入者に対して「ねんきん定期便」の発送が定期的に繰り返し行われるようになっています。

 

 

「ねんきん特別便」は1回限り、「ねんきん定期便」は定期的に繰り返し発送されます。「ねんきん特別便」の特徴は、発送の際の封筒の色がいろいろあることです。その色によって、どの様な性質のねんきん特別便であるかが判別できるようになっています。